プロジェクト初期からレンズをどうするかという問題がありました。
今現在、湿板写真を始めるとなると問題となるのはカメラ本体やホルダーもそうですが、レンズが一番厄介です。まず素人には選定が難しく、数も少ない。買ってもレンズボードが特殊で自分のカメラで使えないなんてことは当たり前。
こんな現状なのでプロジェクト当初からこのプロジェクト専用にレンズが用意できないかといろいろ試してきました。もちろん、流通している古典レンズと同等な映りを実現させるのはレンズメーカーと協力しない限りは難しいでしょう。
しかし、簡易的なレンズであってもとりあえず撮れるレンズがカメラ本体、ガラスホルダーとセットで入手できるというのは、湿板写真を始めたいと考える人にとっては非常に大きな価値となるはずです。トリプレットレンズやシングルレンズ、絞り機構などを設計して撮影テストを重ねています。
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