古典レンズは非常に重くサイズも大きいため今まで制作してきたプロトタイプでは安心して使うことはできませんした。というのも筐体のほとんどを3Dプリンターで制作しているため、剛性を高めようとすれば使用する樹脂の量が増え、ただただ大きく重たい箱になってしまいます。そこで、今までのプロトタイプとは方向性を変えて古典レンズを使うことを前提としたカメラを設計してみることにしました。
3Dプリントに拘らずに、入手性の高い材料で伝統的なスタイルを踏襲した大判カメラを作りました。筐体はアルミフレームをメインに使用し、小さめのパーツには3Dプリンターとレーザーカッターを使用しています。重量のある古典レンズを支えることができ、かつ自由度の高い撮影ができるようにするにはやはり蛇腹の制作を避けて通れません。蛇腹の制作にはどうしても手作業が発生してしまいますが、レーザーカッターで蛇腹内部の型紙を制作することで少しでも手作業を減らしました。
頑丈なカメラにはなりましたが、今までのプロトタイプのような軽快さはありません。
どちらもカメラにとって長所ではありますが、無理して1つのカメラで実現させる必要はないのかもしれません。
このプロトタイプの制作を通して、自由度の高い撮影を実現するカメラと湿板入門用のカメラの2モデルを用意するという方向性になりました。

​ 試作コンセプト

Prototype5

Prototype5

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